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2006年10月14日 (土)

プロも判断誤る秋の空

一週間前の10月6日の関東地方は雨でした。一週間前のエントリーとはふざけた話しだとなるでしょうが、朝日新聞のこの記事なぜ海、山が荒れたのか プロも判断誤る秋の空のタイトルを拝借してこのエントリーとしました。

さて、関東地方の雨ですが、次のグラフが10月5日から10日までの毎日の降水量で、秩父と勝浦では10月6日は200mmでした。

2006oct

そこで、川の流れを見てみたのです。利根川と荒川とでは、利根川の水位上昇の方が大きかったのですね。次の図は、利根川について栗橋と取手、荒川について西新井での水位をあらわしたものです。指定水位というのは、水防管理団体(市町村)が、水防活動に入る準備をする水位で、栗橋では少し指定水位を超えていました。

2006octriver_1

そこで今度はダムを見てみます。日航機が墜落した御巣鷹の尾根を水源とする利根川の支流である神流川に下久保ダムというのがあるのです。所在地は藤岡市で、Yahoo地図ではここをクリックになります。 下久保ダムの10月4日から10月11日にかけての貯水量、流入水量、流出水量をグラフにしたのが以下の図です。

2006oct_2

下久保ダムは10月4日の水位は280.3mでしたが、11日には296.5mとなり貯水量は77百万立方メートルから119百万立方メートルへと増加し、42百万立方メートルを貯水した。即ち、下流に42百万立方メートルの水を流さないようにした。もし、流していたら利根川に河川水位の上昇は大きかったはずです。

そう考えたなら、当たり前かも知れませんが、下久保ダムは洪水緩和の機能を果たしたと私は考えます。1968年完成で、下久保ダム建設により310世帯(773棟)が水没・移転しているのです。ダムは自然の変更そして時には破壊、また住民移転のような社会的な影響を与え、必ず負のインパクトを持っていると思います。負のインパクトとダムから得られる利益を正確に見極めて建設する必要がある。この10月の雨では下久保ダムは、ある働きをしたと思います。

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